資源のアフリカを知るためのおすすめ書籍「ルポ 資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄」著:白戸圭一
アフリカの歴史を勉強していると、アフリカが「豊かな」大陸であると感じます。
もちろん、多くの人が思い浮かべるであろう野生動物も多くいますが今日書きたいのは「資源」のこと。
Aljazeera Aficaに下記の地図が載っていました。
この地図が示しているのはアフリカ大陸各国にある資源マップ。
金やダイヤモンドをはじめ現代生活に必須のレアメタルなどほとんどの国で何かしらの鉱物資源が豊富に採れることを示しています。
埋蔵されているこれらの鉱物だけを見ればアフリカは間違いなく「豊かな」大陸です。
しかし、その恩恵がそこで暮らす人々にいきわたることはほとんどありません。
恩恵どころか、資源をめぐるさまざまなプレーヤーの利害関係に巻き込まれ苦難の歴史を歩んできました。
1960年代の植民地からの独立を経ても状況は大きく変わらず(場合によっては悪化)今日に至っています。
現代の資源をめぐるアフリカの状況は多くの書籍が出ていますが、わかりやすいものを挙げると元朝日新聞社の白戸圭一さんが書いた「ルポ 資源大陸アフリカ -暴力が結ぶ貧困と繁栄」がお薦めです。
8年前の本なので少し情報が古い部分はありますが、実際に見聞きしたものを歴史的経緯を踏まえて解説しており非常にわかりやすく、入門書として最適です。
資源をめぐるアフリカを舞台にした状況を知るための入り口としてぜひ読んでみてください
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