レベル14 マーケターの脱線と実践

世の流れに翻弄されがちな20代マーケターの日常に起こるあれこれ。演劇とかアフリカとか文房具とか映画とか珈琲とか本とかインデックス投資を愛しています。

観劇記録 立ツ鳥会議 第4回公演「嘴細(はしぼそ)」

9月29日に高田馬場ラビネストで立ツ鳥会議 第4回公演「嘴細(はしぼそ)」を観劇。

 

立ツ鳥会議は2年前の活動再開公演をカムヰヤッセンの北川大輔さんがお薦めしていたのをtwitterで知り、阿佐ヶ谷まで観劇に行きました。

当時の印象はメンバーのほとんどがおそらく社会人の社会人劇団だと思いますが、他のプロで活動している劇団ではなかなか観られない「巧さ」を感じファンになりました。

劇団の紹介ページで自分たちで行っている通り、設定としては突飛ながらも地に足の着いた会話劇が特徴。活動再開公演の「ゆうちゃんの年」で一見何の問題もないけど息苦しい、生々しい舞台に惹かれ確か3日間の短い公演期間でしたが2回観劇に行ったのを覚えています。

第3回公演は予定が合わず観に行けませんでしたが、今回の「嘴細(はしぼそ)」もきっとあの嫌な感じが見られるとの期待を胸に早めに仕事を切り上げて高田馬場で観劇。

今回の第4回公演はやり取りに軽快さと笑いがより加わったことで、その根底にあるものの不気味さ・息苦しさがより際立つ舞台に仕上がっていました。

設定は、カラスが人間を襲う、それも執拗に「目」を狙ってくるようになり、10年がたった日本のどこかでの街。そんなSF的な要素はあくまで背景で、主に描かれるのはそこで暮らす幼馴染たちの日常。

少し異常なSF要素の中に、平凡な地方の日常を配置することでそこで生きる若者の閉塞感が際立ちます。

 

第2回の公演と比較すると明らかに演劇としての完成度が上がっている。

具体的には暗転を使った場面転換の上手さに感心しました。物語で扱っているテーマと手法が合致しているとても見事な演出だったと思います。

 

息苦しい中でも地に足をつけて前に進むことを肯定する真っ当な結論にはとても勇気づけられ、同じく社会人をやりながら演劇に携わるものとして、非常に刺激を受けました。

次回公演も楽しみにしています。

 

stage.corich.jp