マーケ担当の七転八倒

転職して広告代理店に勤める戦略マーケ担当の備忘録

読書記録『庶民のためのズボラ投資』著:吊ら男

読書記録『庶民のためのズボラ投資』著:吊ら男

 (正式書名:毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資)

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社会人1年目~2年目にかけてド素人らしくFX投資で調子に乗って大損をしました(といっても今から考えれば微々たる金額)。

 

1分1秒で損したり儲けたりできる緊張感がたまらなかったのですが、「これをつづけてたとえ金持ちになっても、ちょっと金を持っているつまらない人間ができあがるだけだな」と思い至りきっぱりやめました。

 

あの頃は「投機」と「投資」の区別もつかず、自分も投資家になった、とイタい勘違いをしており、しっかり損をしたのはいい経験だったなと。

とはいえ貯金で毎月貯めていっても限界があると考え、色々な本を読み漁る中一番しっくり来たのが、水瀬ケンイチさんと山崎元さんの著書『ほったらかし投資術』(朝日新書)。

(https://www.amazon.co.jp/全面改訂-ほったらかし投資術-朝日新書-山崎-元/dp/4022736216)

 

巷のマネー本と違い、地に足がついている&根拠がある論説の数々を読んで、やっと自分に合った方法を見つけたと思い、早速実践。

 

といっても実際にやるのは①ネット証券の口座開設②入金③積み立て銘柄と口座の指定、くらいのもの(投資銘柄はアドバイスに従い「MAXISトピックス」「ニッセイ外国株式インデックスファンド」「たわらノーロード 新興国株式」)。投資にかける時間はほぼ無くなりました。

とはいえ、インデックス投資を実践する方々のブログは読んでいて楽しく、情報収集もかねて定期的にチェックしています。

 

吊ら男さんの運営する「吊ら男の投資ブログ」(http://www.tsurao.com)もその一つ。

明瞭簡潔な文章で最新のインデックス投資事情を説明していくれるこのブログにはとてもお世話になっています。

そんな吊ら男さんが初の本を出版するということで早速読んでみました。

 

感想としては「特に新しくはないけど、とにかくわかりやすい」

インデックス投資は投資方法としてわりと完成されており、別に斬新な手法が出てくるわけではないので(各ファンドの手数料の引き下げくらい)、そこは別になんの文句もありません。

この本の特徴としてはとにかくわかりやすい。前述の「ほったらかし投資術」でも素人にはやや難しい箇所があり、何度も読み返してやっと理解できた記憶があります。

単純に今のほうが色々な知識を持っている以外にも、吊ら男さんの文章がやさしく、初めて投資本を読んでいる人が躓くだろう点を先回りで丁寧に解説しています。

 

どこから漏れたのかしれませんが、たまに会社の同僚や友人から投資の話を聞きたいと言われることがあるので、そういう時はこの本を紹介したくなるくらいのわかりやすさでした。

 

インデックス投資の入門書として本当にお薦めです。

www.amazon.co.jp