マーケ担当の七転八倒

転職して広告代理店に勤める戦略マーケ担当の備忘録

先週の備忘録(1/14-20)

尊敬するブロガー三角締めさんにならって、先週の出来事や思ったことを残しておきます。
 
日曜日:出張から夕方に帰国、そのまま王子小劇場に直行。しあわせ学級崩@花まる学習会王子小劇場 観劇
月曜日:出張報告やらなんやらずっと仕事
火曜日:仕事→ 夜は新規事業の打ち合わせへ、そのまま飲み会
水曜日:仕事→ ボランティアでやっている国際事業の秋のイベントに向けたブレストへ
木曜日:仕事のみ。よくない。。。
金曜日:仕事、午後休をとって演劇のWSへ。激しかった。
土曜日:シアター風姿花伝でトリコA観劇。アフリカファッションイベント@六本木。王子小劇場でENBUゼミ卒業公演の『牛久沼2』へ
 
出張はアメリカだったのですが、時差ぼけは結局戻らず、向こうではなかなかつらかった。
逆に帰国したらまったく時差ぼけなく日常生活へ戻れました。
観劇やらワークショップやら演劇的にも仕事的にも充実していますが映画館に行けなかったのは後悔。『バーフバリ』や『勝手にふるえてろ』など見なくてはいけない作品すらまだ行けていない。。。。。。
 
仕事関係でもいろいろお声がけいただく機会が増えてきて精進せねばと思う毎日。
 
今週も頑張ります

【観劇記録】『私の家族』トリコ・A@シアター風姿花伝

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〈あらすじ〉

 カヤは5年前まで頻繁に通っていた喫茶店に顔を出す。ママが「買い物に行く」と言ったきり失踪し、マスターが落ち込んでいるらしい。当時の常連客仲間であるクミに誘われ、喫茶店に訪れたカヤは、そこで顔見知りの常連客と再会する。しかしクミはなかなか現れず、マスターも出てこない。やっと出てきたクミは、ハダシだった。
 
 
 
尼崎事件をもとにした「家族」の話。
それぞれに事情を抱える登場人物がゆるやかな疑似家族を形成し、明確な邪悪な存在としての中心は明示されないまま「なんとなく」時間が経っていき、なんとなく人が死んでいくまでに事態は悪化してしまう。
 
舞台には元喫茶店の店内を想起させる簡単な舞台装置(椅子・テーブル・照明)のみで音響・照明も最小限に抑えられていた。
 
とにかく気持ち悪かった。それは登場人物の思考・行動があまりにも愚かに見えたからだ。アフタートークや関係者の人の話ではお客さんの感想の多くが「怖い」というものだったとのこと。
多くの人が「怖い」と感じたものを自分はなぜ 「気持ち悪い」と感じたのか。それはおそらく、自分がいま一人暮らしで心身ともに健康で人間関係や経済的にも安定しているからだと思う。
 
舞台上の登場人物ひとりひとりの行動・思考は理解できるものの「合理的」に突っ込みを入れてしまっていた、入れられていた。
 
もし、自分の家族が自分を束縛するような家族だったら、どこへも行けない状況で嫌な人にも毎日会わなければいけない状況の真っただ中だったら、たぶん感想は変わっていたはず。
 
幸いにも自分と舞台上で起こっているようなことの間に距離を感じられたから愚かだと感じ、「気持ち悪い」という感想になったのだと思う。
 
特に登場人物のひとりのマスターは本当に大嫌いな種類の人間。自分の物差し以外の価値観があるということを想像もせずに押し付けてくる感じが本当に嫌だった。
 
 
邪悪なひとりの人間にすべてを押し付けず、全員少しずつ加害者・全員少しずつ被害者という登場人物を立ち上げて、関係性で物語を進める技量に感服。公演は終わってしまったけど、期間を置いた再演があればそのころの自分は何を思うのかとても興味深い。
 
【作品情報】

トリコ・A演劇公演2018「私の家族」

作・演 山口茜

 

〈公演日程〉

2018年1月18日〈木〉〜1月21日(日)

〈劇場〉

 シアター風姿花伝

 

〈出演〉

天明留理子(青年団) 中田春介 藤原大介 吉岡あきこ 長尾純子 昇良樹

 

〈スタッフ〉

舞台監督:浜村修司 照明:池辺茜 音響:小早川保隆 衣装、メイク:南野詩恵 宣伝美術・舞台写真、記録動画:堀川高志 宣伝写真・舞台美術協力:松本成弘 ドラマツルグ:山納洋 演出助手:朴建雄・大貫はなこ 票券協力:梶川貴弘 協力:青木敦子 NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク、劇団飛び道具、(有)ワンダープロダクション、SARUGAKUCOMPANY、DAE.inc. stampLLC. 助成:公益財団法人セゾン文化財団、芸術文化振興基金 企画・製作 トリコ・Aプロデュース

 
 
 

観劇記録「別冊「根本宗子」第6号『バー公演じゃないです。』」

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公演も終わってだいぶ時間がたってしまいましたが 別冊「根本宗子」第6号『バー公演じゃないです。』@駅前劇場の感想を残しておきます。

 

「別冊「根本宗子」」は本公演とは違った特別公演みたいなもの、客席が極端に少ないバーで公演をしたり本公演ではできないことをやる公演という位置づけのようです。

 

バー公演は、お客さんが15人くらいはいればいっぱいになるような小さな本物のバーで行われる公演です。何度か観に行ったことがありますがちょっと足を投げ出そうものなら演者にそのまま踏まれそうな距離感。それだけ近い距離で観劇できるのでとにかく浴びる熱量が凄い。

 

これだけ有名になった今、あの規模感で公演を打つのは難しいのだけれどぜひともまたやってほしい形態の公演です。

 

さて、今回の「バー公演じゃないです」は中野HOPEで上演された作品の再演。演者は同じ( 青山美郷 さん、長井短さん、石澤希代子さん、根本宗子さん )。前売りを逃して当日券で何とか観劇したのもいい思い出。

 

特別公演といえば当時はバー公演だったので、普通の劇場で特別公演をするからわざわタイトルに「バー公演じゃないです」と銘打ったのかと思いきやタイトル自体にも本編につながる仕掛けがあると、なかなか凝った公演だったのを覚えています。

 

本公演では割とかっちり作りこんだ現実世界に即したセットですが、今回は抽象舞台。白ボックスを多用したりと普段の公演では見られない演出が随所にちりばめられる。(抽象舞台とかを結構バカにしている演出でもあるのですが)

 

とにかく4人の演者の力量がすさまじく、この人たちを自由に暴れさせるためにこの公演をやったんだろうなぁというくらいに自由に舞台上を闊歩していました。特に 青山美郷さんの完全にあっちの世界に行っているすわった目は一見の価値あり(※本人はすごいきれいな女性です)。

そんじょそこらのモデル上がりみたいな中途半端なやつ別分野で活躍されていた方とは覚悟が違う女優魂が炸裂していました。再演で一番見たかったのが青山さんの演技だったりしました。

話の筋は割とシンプルで、いつも根本さんの舞台を見ていればテーマにも既視感があるものの、相変わらず話運び(クライマックスへの話運びと盛り上げ方)は抜群にうまく、そこに演者の熱量が加わるので上映時間70分ほどとコンパクトながらも本公演をみたような満足感がありました。

 

来月は東葛スポーツへの出演、5月の本公演はオーディション合格者21名による舞台という常に新しくチャレンジし続ける根本宗子さんを今年も追いかけていきます。

 

 

2017年12月分の投資実行

今月も定期的に下記の銘柄を積立ました。

年末調整でそれなりの金額が戻ってきたので、戻ってきた分は全額投資に回す。

 

これで今年分の積立投資は終了。

インデックス投資を始めてから1年と少し経ったけれど、相場はずっと好調なまま。揺り戻しがいつ来てもおかしくないけれどまぁ、20~30年を考えると大した影響はないし、下落局面を経験したいという気持ちもあるので、何があっても粛々と積立を続けていくだけです。

 

積立銘柄

①<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド

②たわらノーロード 新興国株式

自分は家を買うことはないだろうな、という駄話

自分の年代になってくるとまわりが第二次結婚&出産ラッシュに入ってくる(第一次は成人式前後くらいにありました)。

 

話題になるのが住居の「賃貸vs購入」という永遠に終わらないであろう神学論争。

どう考えても個別の事情に左右される案件なので、そういう話題になったときは変に議論せずにへらへらしています。

ほとんどの人にとっては、そして恐らく自分にとっても(もし買うなら)一生で一番大きな買い物になるであろう住居の話題。

はて、自分の場合はどうだろうと考えた時には「恐らく自分は買わないだろうな」というのが今のところの結論です.

 

 

 

理由として

・いろんなところに住んでみたい

・家にいても落ち着かない

・そもそもあまり家にいない

・結婚してない(子どももいない)

 

ということがあげられる。

うん。わりと性格的なところが大きい。

家という空間に惹かれるのでおしゃれ物件サイト(R-STOREとかCowcamo)は毎日のようにチェックしているのだけれど、そこに10年も20年も済むというのが自分的にぴんと来ない。

別に日本各地を転々としたいわけではなく、東京都内を何か所か引っ越しただけで気分もガラッと変わって楽しい。

社会人になってから4年で4回住む場所が変わった(転勤含む)

仕事を別にしても、本を読んだりいろんな作業をするのも外で行うことが多いので、家に求める機能は「寝ること」「風呂(シャワー)」「料理スペース」「本と服を収納すること」。どんなに充実した空間でもまる一日を過ごすのは厳しいので(おしゃれデザイナーズマンションに住んでいたときも一日家にいると無駄な罪悪感があった)、家という空間にリラックスとかは求めない。

家を買って一か所に居を構えることで発生するメリットとデメリットを比較すると今の自分にとってはデメリットの方が圧倒的に多い

結婚したり子どもができて環境が激変すれば変わるかもしれないけど、まだしばらくはいろんなところを気ままに転々とする生活を続けたいと思います。

 

↓毎日のようにチェックしているおしゃれ物件サイト。見てるだけで楽しい

www.r-store.jp

cowcamo.jp

 

インデックス投資を始めたわけと現状

インデックス投資界隈では超有名人の水瀬ケンイチさんの初の単著『お金は寝かして増やしなさい』を読み、自分がインデックス投資を始めた理由をあらためて整理したくなったのでつらつら書きたいと思います。

 

インデックス投資を始める人の王道である「個別株投資やFXでの損とそれに使わなければいけない時間」に嫌気がさして、なにかほかに方法はないかと探していた時期に出会ったのが上記の水瀬ケンイチさんと山崎元さんの共著『ほったらかし投資術』でした。

 

当時は入社3年目で一応貯金はしていたもののFXに一瞬はまり、全財産を1か月でほぼ半分にするというアホなことをやらかしていました。

仕事中も値動きが気になって、仕事のパフォーマンスは落ちる落ちる。

あのまま意地で続けていたらどうなっていたことか。。。。

 

本に書いてあることの半分くらいしか理解できなかったけど、なんだか自分に合いそうだと思い、書いてあるそのままに、家計の把握・アセットアロケーション決め、ネット証券に口座を開き余剰資金を入金して計画通りに購入したのが約1年前。

 

継続的に水瀬さんやインデックス投資家の方のブログや本を読みながら少しずつインデックス投資とはなんぞやと理解していきました。

 

世界的な好景気もあってこの1年間の収益は+25%ほどで推移。それなりの含み益が出ています。基本的には毎月の積み立てを続けているだけなので、知識がそれほどなかったころと比較して、いまそれなりに全容を理解しているけれどパフォーマンス的にはあまり変わりません。ド素人もインデックス投資歴10年以上のベテランでもやることはそんなにかわらないし、でてくる結果も大差ないというのが素晴らしいところ。

 

ただし、これを取り崩すのはずいぶん先のことなのでそれまでにリーマン・ショック級の大暴落が来ても何もおかしくない。そんなときでもあわてず騒がず、許容範囲内の損失に収まるようたまーーーーーにリバランスしつつ、目の前の相場の浮き沈みに左右されずこつこつ毎月一定額+当月の黒字分を投資して、ほったらかしにすることを続けていきたいと思います。

 

現在の投資額は給与から毎月10万円、一時金は9割と率で固定(額に変動があるので)。大企業で残業もほとんどなく、そこそこの給料をもらえているから、毎月飲み会やら演劇やら好き勝手しているけどなんとかできている(家賃補助がないのがいたいけれど)。

 

この先ライフステージに変化があればまた、見直さなければいけないことは出てくるのだろうけどとりあえずはこのままでいきたいと思います。

 

現在のアセットアロケーション

 

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観劇記録「父母姉僕弟君」171011@シアターサンモール

キティエンターテインメント・プレゼンツ「父母姉僕弟君」新ビジュアル(スタイリング:伊賀大介、撮影:八木咲)

 

ロロ・三浦直之さんの脚本・演出作「父母姉僕弟君」を観てきました。

いつも以上にうまく言葉にする自信がないけれど、なんか凄くロマンチックな男目線の作品だなーと。いや、別にロマンチックが悪いわけでも主観バリバリの作品が悪いわけでもなく、強いて言えば私が悪い。

 

自分の好みとして舞台や映画に圧倒的虚構か、現実に対して新しい視座を提供してくれたり、明日頑張ろうと思わせてくれるパワーみたいなものを欲していて、この作品は自分としてはどれにもあてはまらなかったなぁ、と。パン屋におにぎりを求めるみたいな言いがかりなので自分が悪いのはわかっています。

 

ロマンチックやセンチメンタルに浸るのはいいとして、そこを一歩引いて相対化できないものかと。妻を亡くした夫の目線で「自分の都合がいいように妻を思い出していないか」と悩む場面はあったのだけど、妻がなんだか美化されすぎでは。島田桃子さん以外がもしやっていたら結構、天球というキャラはきついのでは。

あの夫婦がちゃんとお互いを尊敬しあって「夫婦」だった気がしなくて、、、

ふたりの他人が寄り添って生きていくことってそんなに簡単なことではないと思っていて、これは別に夫婦に限らず、自分以外は基本的にみな他人なわけで、そんな人たちと関係性を構築していって、その過程の中にはいいことも悪いことも言葉にできないこともあって、その時間全部含めて否定するも肯定するも言葉に詰まってしまうのも作り手の自由だと思っています。

または、そんなものどうでもよくて、「U.S.A!!U.S.A」て叫びながら米軍と宇宙人と戦う作品を作るのも自由で、個人的にはそっちが好き。(不要な文章)

 

自分の目線から観た「父母姉僕弟君」は天球も含めて主人公の明夫・ザ・キッド以外全部妄想の産物だったのではと勘ぐってしまうくらいそれぞれの登場人物の相対化がされていなくて関係性が希薄で生きている感じがしなくて、すごく偏った視点から書かれていたなと感じてしまいました。なんども言いますがそれが悪いわけではなく、自分に合わなかっただけ。

 

役者陣は半端なく芸達者で森永重樹(篠崎大悟さん)の突っ込みは爆笑したし、前述の島崎桃子さんの天球は心鷲掴みにされる可愛さだったし、美術は凄いわ、音楽凄いわ、プロに失礼だけど技術的にものすごく高いものを見せてくれた。ただ、作品をみてどうしようもなく踏み込みの甘さを感じてしまった自分がいるのも事実。

 

観られてよかったと思っているけど、自分はこの作品をうまく受け取れなかった。それ以上でも以下でもない。

www.llo88oll-kitty.com

 natalie.mu